1900年にヤマハが初めてアップライトピアノを作ってから100年以上が経ちました。
20年前にヤマハから発売されていたアップライトは、ピアノが売れていた時代なので、かなりの種類があります。
U3シリーズ、UXシリーズ、YUシリーズなど、ざっと数えるだけでも80種類以上ありました。気になるこれらのピアノの買取価格を調べてみました。
ヤマハのアップライトピアノ
ヤマハのアップライトピアノは、1900年に国産ピアノ第1号が作られたことに始まります。
アップライトピアノは、グランドピアノと違い奥行きが短く背が高いのが特徴です。一般家庭や学校など、様々な場所で愛用されているピアノです。
グランドピアノの奥行きに様々な長さがあるように、ヤマハのアップライトピアノは高さが3種類に分けられています。
高さがあるほど音響や音質が良くなっていきますが、当然場所を取るので、部屋の大きさに適した高さのピアノを選びましょう。
余談ですが、アップライトピアノと呼べるのは、120cm以上の高さのピアノで、それ以下のものは、厳密に言えばコンソールピアノ(高さ110cm程度)、スピネットピアノ(高さ100cm程度)と呼ぶそうです。
20年前、ヤマハから発売されていたアップライトは、まだピアノが日本でも売れていた時代なので、かなりの種類があります。
U3シリーズ、UXシリーズ、YUシリーズなど、ざっと数えるだけでも80種類以上ありました。
20年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 U1,U3シリーズ
ヤマハのU1,U3シリーズは、ヤマハのスタンダードモデルとして、49?51年間もの長い間生産されていたシリーズです。
U100,U300はその最終形とも言える、シリーズ最後の機種として発売されたものです。
ヤマハならではの明るい音色と軽やかなタッチは、ピアノ初心者にも、ピアノという楽器の楽しさを教えてくれます。
中古ピアノとしても人気のある機種です。U100SaはU10シリーズの機種の1つで、木目調のピアノです。Saとは(サペリ)の略で、マホガニーに似た、少し赤みがかった色の木材です。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
U100 | 1994年?1997年 | 54万円 | 7?14万円 |
U100Sa | 1995年?1997年 | 62万円 | 13.1?16万円 |
U300 | 1994年?1997年 | 66万円 | 12?16万円 |
20年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 YUシリーズ他
ヤマハのYUシリーズで、20年前に販売されていた機種は、YUシリーズ、YUシリーズ(木目)、YUシリーズ・サイレント、YUシリーズ・サイレントアンサンブルなど多機種にわたります。
今回はその中で、それぞれの代表的なものを調べてみました。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
YU1 | 1997年?2001年 | 56万円 | 12.9?18.7万円 |
YU3 | 1997年?2001年 | 69万円 | 10?18.7万円 |
YU1Wn | 1997年?2001年 | 68万円 | 10.5?16.1万円 |
YU3Wn | 1997年?2001年 | 89万円 | 17.8?22.6万円 |
YU1S | 1997年?1999年 | 73万円 | 17万円 |
YU3S | 1997年?1999年 | 86万円 | 14.8?19.4万円 |
YU1SXG | 1997年?1999年 | 101.5万円 | 17万円 |
YU3SXG | 1997年?1999年 | 114.5万円 | 17.6?21.5万円 |
Wn:ウォールナット艶消し塗装,S:サイレント(消音),SXG:サイレントアンサンブル(消音+自動演奏)
いかがでしょうか。買った時より、相当値崩れしているとガッカリしたでしょうか、それとも20年も経っているのに10万円以上で売れることに驚いたでしょうか。
年代の新しい中古ピアノに比べ、機種による買取価格の差は大分縮まっています。
製造30年くらいから買取を渋る業者が出てくるので、もし、処分を考えているならば、今のうちに買取依頼をすることがおすすめです。