ピアノ買取では、新しいものほど高値がつく傾向にあります。しかし、家に置きっぱなしになっているピアノ中には、いつ頃作られたピアノか、いつ頃買ったピアノなのかわからないこともあります。
そんな、このピアノはいったいいつのもの?という疑問を解決するには、製造番号が役に立ちます。
ピアノの査定に必要なのは、メーカー、品番、製造番号
家にあるピアノを売りたいと思ったら、必ず確認しなければいけないことがあります。
それは
- ピアノのメーカー
- ピアノの種類
- 品番
- 製造番号
これら4点です。
あとペダルの数や住所、ピアノの状態なども査定の際に求められますが、1?4までの情報でほぼ大よその価格は決まってしまいます。
一口にピアノと言っても、車と同じで技術やデザインは日進月歩。定期的にマイナーチェンジ、あるいはフルモデルチェンジを繰り返しています。
その証拠に、日本のピアノトップメーカーであるヤマハは、アップライトピアノ=550種、グランドピアノ=200種もの品番(シリーズ)を製作しています。
カワイはもっと多くて、アップライト=750種、グランドピアノ=250種もの品番があります。
これに海外のメーカーや国内の中小メーカーのピアノと合わせると、全体でなんと4000種もあるのだとか。ちょっと驚きですよね。
ピアノの製造番号からわかるもの
さて、より美しい音を奏でるために、メーカーが競って新作モデルを発表する傍ら、当然ですが生産が中止となるモデルもあります。
年月がたつにつれてその品番が廃番になる確率も高くなります。
そして当然ですが、型落ちした電化製品や車と同様、品番が古くなればなるほど査定額は下がります。
買って10年くらいまでの、品番の生産がまだ終了していないピアノほど、一般的には高く買取ってもらえます。
もし売ると決めたなら、早い方が良いということです。
家のピアノの値段が今どれくらいなのかを調べたくなったら、まずピアノ「一括査定サイト」にアクセスして、ピアノの相場を知っておきましょう。
その時にメーカーと品番、製造番号を入力することにより、そのピアノが何年頃に製作されたのかがわかります。
メーカー側から提出された資料を基に、製造番号→年代の変換を行っているのです。
ヤマハの主な型番と製造番号
もし、家のピアノがいつ頃購入したものか不明の場合は、製造番号から製造年月を調べることができます。
下記にヤマハの製造番号と製造年月のデータを挙げておきます。もしデータがない場合は、ヤマハのホームページに詳細な情報が掲載されていますので、そちらを参考にしてください。
ヤマハピアノ製造番号
1926年(昭和1年) | 1 |
---|---|
1960年(昭和35年) | 12万台(12xxxx x:数字) |
1965年(昭和40年) | 37万台 |
1970年(昭和45年) | 98万台 |
1975年(昭和50年) | 195万台(195xxxx x:数字) |
1980年(昭和55年) | 303万台 |
1985年(昭和60年) | 404万台 |
1990年(平成2年) | 482万台 |
1995年(平成7年) | 539万台 |
2000年(平成12年) | 586万台 |
2005年(平成17年) | 610万台 |
2010年(平成22年) | 628万台 |
2015年(平成27年) | 640万台 |