ピアノ買取の査定額は、どれだけその中古ピアノが必要とされているかに関係します。
国産ピアノの中でも、高額査定が出やすいといわれるカワイのピアノ。カワイの歴史を踏まえて人気の秘密に迫りたいと思います。
カワイピアノの歴史
みなさんはピアノメーカー「カワイ」をご存じですか?多分8割以上の人がご存じかと思います。
ヤマハと並ぶ国内最大級のピアノメーカーで、ピアノ生産台数はヤマハに次いで世界第2位だったこともあるほどです。
カワイの正式名称は「株式会社 河合楽器製作所」です。国産ピアノ第1号を誕生させたヤマハに勤務していた創業者が、1927年にヤマハから独立し会社を設立したのが始まりです。
創立当初はアップライトピアノの製作に力を入れていましたが、戦後間もなくグランドピアノの製作を始め、1950年には戦後初のグランドピアノ「500号」を完成させました。
その後1956年には「カワイ音楽教室」を立ち上げ、今や日本全国に4,500カ所以上の教室を展開しており、その生徒数は約11万人にも達しています。
今では日本だけでなく、アメリカ、欧州、オセアニア、アジア各地に拠点を置き、世界に向けてピアノを作り続けています。
カワイピアノの特徴
さて、ピアノと一口に言っても、その音色やデザインは、各メーカーの技術力の結晶であり、それぞれにメーカー独自の特徴があります。
カワイのピアノはヤマハのものと比べて、しっとりとした柔らかな音がするといわれています。
カワイのアップライトピアノの最高峰だとされるK-8という種類のピアノがあるのですが、背の高さ、重さどちらもアップライトの中ではトップクラス。
運送屋には「象」と言われるくらい重いそうなのですが、重低音の響きが大きく素晴らしいと絶賛されています。
ヤマハのピアノはどちらかというと高音部の響きに長じており、全体的にキラキラとした華やかな音質が特徴なのだそうです。
またピアノは木製楽器ですが、カワイは木製以外の材料(例えばアクリル樹脂)を素材として取り入れることにも熱心で、透明のアクリル樹脂で外面を覆った「クリスタルピアノ」の製作も手掛けています
このピアノを作っているのは世界でもカワイとドイツのシンメル社だけだそうです。
カワイピアノが人気のわけ
これまでカワイの歴史やカワイピアノの特徴をお話ししてきましたが、とにかく、カワイは国内だけでなく、海外でも名の通ったメーカーであることは、大体お分かりいただけたかと思います。
カワイのピアノは最高級のフルコン用(コンサートホールなどで演奏するために作られたグランドピアノ)は別ですが、子どもが初めてピアノを習う際に購入するような、レッスン用のアップライトピアノは性能の割には比較的購入しやすいお値段のものが多いです。
また黒色が一般的なピアノですが、木目調といって木の風合いをそのまま残したデザインピアノも、カワイのラインナップは充実しています。
そんな理由もあり、カワイのピアノは常に人気で、中古であっても需要が国内、海外を問わずあるため、買取してもらいやすいと言われています。
もしお家にカワイのピアノが眠ったまま置いてあり、処分に困っているなら、試しに一度買取査定をしてみませんか?
思いがけなく高値で買い取ってもらえるかも知れませんよ。