部屋の片隅で、物置のようになっていたカワイのピアノ。買取ってもらえるかどうか不安ですね。
現在、国内2大ピアノメーカーの1社として知られるカワイのピアノは、買取でも期待できるというお話をしたいと思います。
カワイピアノは「技術のカワイ」と言われています
ヤマハと並び、国内で1,2のシェアを争うピアノメーカー「カワイ」。実は創業者はもともとヤマハの技術者でした。
世界一のピアノを作りたい」という思いから始まったカワイのピアノ製作は、第2次世界大戦により一時技術者がバラバラになり中断しました。
しかし、戦後間もなく材料も人材も不足している中で製作を再開し、ほどなく戦後初の国産グランドピアノを製作、その後も次々と新技術を元にグランドピアノを発売し、「技術のカワイ」を世に知らしめることになりました。
カワイのピアノ製作に賭ける情熱のすごさは、改良・製作されたピアノの種類の多さにも表れています。
カワイの生ピアノ(電子ピアノでないピアノをこう呼びます)の種類はアップライト=750種、グランドピアノ=250種もあるのです。
新素材を積極的に使ってピアノの量産を進める一方で、より良い音質を求めてグランドピアノの製作に力を注ぎ、完成させたフルコンサートピアノ「EXシリーズ」や、「Shigeru Kawaiグランドピアノ」は今も国内外から高い評価を受けています。
買取られたカワイピアノの行く先は?
一時はヤマハと並び、ピアノ生産台数世界第2位の地位にまで登った(現在は中国が1位)カワイのピアノは、ヨーロッパ製に負けない品質の良さ+価格の安さが受け、海外では人気のピアノとなっています。
当然中古品であってもそれは同じで、日本で買取された後はメンテナンスされ、積極的に海外に輸出されています。
主な輸出先は、中国、台湾、ベトナムなどアジア圏、アメリカ、カナダなどです。
特に経済発展が急速に進んでいる中国には、カワイのピアノを含め年間5万台ものピアノが日本から輸出されています(2012年)。
国内では少子化による子どもの数の減少などで、ピアノの売り上げが伸び悩む中、海外ではまだまだ需要に供給が追い付いていない状況。カワイのピアノは「売れるピアノ」として、ピアノ買取業者には常に人気です。
査定額を上乗せしてでも手に入れたい、そんなピアノなのです。
カワイピアノをより高く買取ってもらう方法
買取業者に人気のカワイピアノですが、もちろん作られた年代や種類などにより、買取価格には差があります。
さらに同じ年代に作られた同じ機種でも、業者によって買取価格が違うことがあります。
その理由は、買取業者はそれぞれ独自の販路を持っているから。例えばヨーロッパ方面の販路に強い業者、アジアへの販路に強い業者があり、販売地域の需要が買取金額に影響します。
カワイのピアノは人気があるので、基本的には「売れるピアノ」として、買取業者は積極的に買取ってくれます。
それでも入荷待ちの顧客を抱えている業者と、仕入れれば多分買い手がつくだろうという業者では、買取に対する必死さが違います。そこに査定額の差が出てくるわけです。
思い出の深いピアノです。どうせ手放すのなら、より高値で買取ってもらいたいですよね。
そんな時は、ぜひピアノ「一括査定」サイトを利用してみてください。複数の業者からより、買取に積極的な業者を簡単に探すことができますよ。