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ピアノのようでピアノではない楽器?オルガン・電子オルガン・エレクトーン?

ピアノ

ピアノに似た楽器としてよくあげられる、オルガン、電子オルガン、エレクトーン。

これらにはどんな違いがあるのでしょうか?実は「エレクトーン」は登録商標で、ヤマハの電子オルガンにしか使用してはいけない名前なのです。

知っているとちょっと自慢できちゃう、ピアノに似ているこれら3種の楽器のあれこれについて説明します。

ピアノに似ているが全く異なる楽器「オルガン」

ピアノに似ている鍵盤楽器として、まず思い浮かべるのは「オルガン」ではないでしょうか?

ピアノとオルガンは音を出す仕組みが全く違います。

ピアノは、鍵盤を押すとそれに連動したハンマーが弦をたたくことで音を出します。これが、ピアノは打楽器といわれる理由。よって、ピアノは鍵盤を持つ打楽器ととらえてよいでしょう。

一方でオルガンは、鍵盤を押すと、圧縮された空気が鍵盤と連動したパイプに送られることで音を出します。鍵盤を持つ管楽器ととらえることができます。

オルガンの祖は非常に古く、紀元前には既に原型に当たる楽器が存在していたそうです。

紀元前1世紀初め、ふいごを使ったオルガンが登場し、その後、13世紀頃から教会と結びつき、広く知られるようになりました。

今でもヨーロッパの教会にはパイプオルガンがあり、荘厳な音色で賛美歌の伴奏などを行っています。

ちなみに、昔、日本で小学校によく置かれていたオルガンは「リード・オルガン」といい、足元のふいごを交互に踏むことで音を出していました。

オルガンとも違う電子オルガン

電子オルガンは、一応オルガンという名前が付いてはいますが、音を出しているのは電子回路です。

鍵盤を押すと特定のパイプに圧縮した空気が送られて、音が出るオルガンとは全く違います。

空気によって音を出すオルガンを「パイプオルガン」、「リードオルガン」というのに対し、電子オルガンは「ハモンドオルガン」などといって区別することもあります。

電子オルガンが音を出す仕組みは、あらかじめサンプリングした様々な音源を、増幅してスピーカーから出しているだけです。

そのような意味では中身がコンピューターの「シンセサイザー」に似ていますね。

しかしシンセサイザーが新しい音を加工により作り出すことができるのに対し、電子オルガンはそれができません。様々な音源を使って演奏することを目的としている楽器なのです。

エレクトーンはヤマハの商品です

ピアノ

電子オルガンの話をすると、必ず出てくる「エレクトーン」という楽器。これは電子オルガンの演奏部分を特化し、進化させたヤマハの登録商標です。

同じような商品が別メーカーからも販売されているのですが、それらをエレクトーンといってはならないのです。

ちなみに、カワイのエレクトーン的な楽器は「ドリマトーン」、ローランドでは「ミュージックアトリエ」と呼ばれています。

エレクトーンの特徴は、上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤と3段以上の鍵盤を持っていることです。7年もの開発期間をかけ、1959年に誕生しました。

オルガンを始めとする様々な音源を備え、上鍵盤部に付いているトーンレバーで音を調節し、多彩な音色を出せるようになっています。

リズム機能も付いていますので、エレクトーンが1台あれば、複数の楽器のパートを1人でこなせます。

今までも、これからもまだまだエレクトーンは進化していくのでしょう。ピアノとはまた違った演奏方法を、ぜひ1度聞いてみてください。

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