ヤマハは1900年に国産ピアノ第1号を作成して以来、100年以上もピアノを作り続けています。その数はなんと累計生産台数600万台以上。
40年前でも、既にUシリーズやWシリーズなど、人気のシリーズを販売していました。
ピアノが国内で最も売れていた時代。贅沢な材料を使い生産されたピアノは、海外でも良品として人気です。
豆知識、ヤマハピアノの製造番号
1900年にヤマハが国産第1号のピアノを作り、それから100年以上が経ちました。
1980年代に生産台数のピークを迎えてから、徐々に減少してはいますが、それでも現在までに、累積生産台数は600万台に上ります。
ちなみに、ヤマハのピアノには機種を表すU1Hなどの記号の横に、製造番号が書かれているのですが、その番号でおおよその製造年代が分かります。
1万?100万台まで | ?1970年までに生産されたピアノ |
---|---|
100万?200万台まで | 1970年から1975?1976年まで |
200万?300万台まで | 1976年から1979?1980年まで |
300万?400万台まで | 1980年から1984?1985年まで |
400万?500万台まで | 1985年から1991?1992年まで |
500万?600万台まで | 1992年から2002?2003年まで |
600万? | 2003年?現在まで |
Uシリーズのように生産期間が長い機種の場合、製造番号で買取価格が変わる場合があります。
40年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 U1?U3シリーズ
ヤマハのU1,U2,U3シリーズは、40年前に既に販売されていました。
このシリーズはベストセラーと呼んでも良いほど販売台数が多く、中古品も豊富です。70?80年代の中古ピアノは品質も良く、海外でも人気があります。
特にこちらのシリーズは、40年前のピアノでも高額で買取に応じてもらいやすい機種と言えます。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
U1H | 1974?1980年 | 35万 | 5?11.5万 |
U1M | 1980?1982年 | 41万 | 6万 |
U2H | 1974?1980年 | 41万 | 5?14万 |
U2M | 1980?1982年 | 47万 | 6万 |
U3H | 1974?1980年 | 45万 | 6.4?13.4万 |
U3M | 1980?1982年 | 51万 | 8.9?10.4万 |
40年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 Wシリーズ
ヤマハのWシリーズは、トーンエスケープ方式と言って、譜面台の後ろや左右から音を出すため、音がこもりにくいという特徴を持つシリーズです。
木材が豊富に使えた頃のピアノで、今では希少な材料を使った良品だということで、買取価格も高めになっています。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
W101 | 1974?1980年 | 65万 | 14.5?17.2万 |
W102 | 1974?1980年 | 63万 | 7?17万 |
W103 | 1974?1980年 | 50万 | 5?14.9万 |
W104 | 1975?1980年 | 56万 | 5?12.8万 |
W105 | 1975?1980年 | 63万 | 6?13.2万 |
W106 | 1977?1980年 | 65万 | 14.5?20.9万 |
W107B | 1982?1984年 | 85万 | 12?14.9万 |
ピアノに詳しい人の中には、「新品のピアノより昔のピアノの方がよい」と中古ピアノをすすめる人がいます。
これは、昔、今は使えない希少な材料を使い、丁寧に作られたピアノが多かったため。
そのため、製造から40年もたったピアノですが、まだまだ現役のピアノとして使ってもらえる可能性があります。当時のピアノをお持ちでしたら、ぜひ、買取をご検討ください。