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実家の和室や応接間に、50年以上前のカワイのアップライトピアノが置いたままになっていませんか。
「こんなに古くて値段が付くの?」「むしろ処分にいくらかかるの?」と困っている方は少なくありません。
結論からお伝えすると、値が付くかどうかは機種と海外需要しだい。多くの個体は0円〜数万円程度にとどまります。
それでも、査定は無料で、値が付かなくても無料引き取りになれば処分費用を0円にできる可能性があります。この記事では、当時価格のデータと手放すまでの手順をまとめました。
この記事が扱う製造年
本記事は KU・BLシリーズ など 1969年〜1974年に製造されたモデル(2026年現在で製造から約52〜57年)を中心に扱います。
お手持ちのピアノの製造年がわからない場合は、製造番号から年代を調べる方法でご確認ください。
製造年で選ぶ|カワイ アップライトピアノの相場記事一覧
製造年によって相場も査定の考え方も変わります。お手持ちのピアノに近い年代の記事をご覧ください。
| 製造年の目安 | 主なシリーズ | 記事 |
|---|---|---|
| 2013年〜2015年 | Kシリーズ | 10年前のカワイ アップライト |
| 1988年〜1999年 | US・BLシリーズほか | カワイ アップライト 年代別まとめ |
| 1982年〜1987年 | NS・CL・BS・BWシリーズ | 30年前のカワイ アップライト |
| 1976年〜1980年 | KL・BLシリーズ | 40年前のカワイ アップライト |
| 1969年〜1974年 | KU・BLシリーズ | この記事 |
40年前のカワイピアノは売れる?買取相場の現実
40年前——実際には製造から50年を超えるカワイピアノでも、機種と状態によっては買取対象になる場合があります。
古いカワイピアノの買取価格帯
・KUシリーズ:買取不可〜20万円程度(状態・業者による差が大きい)
・BLシリーズ:買取不可〜35万円程度(状態・業者による差が大きい)
※査定額は個体の状態や買取業者の専門性に大きく左右されます
重要な注意点
・古いピアノの買取では「期待より安い査定」になるケースも多い
・状態によっては引き取り費用が発生する場合もある
・すべての業者が古いピアノに対応しているわけではない
価格差が生まれるのは、ピアノの状態や機種の希少性、買取業者の販路が大きく影響するためです。
買取価格に大きな差が生まれる3つの理由
- ピアノの現在の状態:鍵盤の動き、音の正確性、外装の状態
- 機種の希少性と需要:当時の高級モデルや人気機種かどうか
- 買取業者の販路と専門性:古いピアノの価値を理解している業者かどうか
30年を超えたピアノ買取の全体像は、30年前のピアノ買取の現実で解説しています。
値が付くかどうかの鍵は「売却後の行き先」
買い取られたピアノは、国内の音楽教室や愛好家のもとで再利用されるほか、修理用の部品・素材として活用されることもあります。そして査定額を大きく左右するのが、海外への輸出です。
海外での活用例
・中国:日本製ピアノへの信頼から、修理して使用されることが多いとされています
・東南アジア:音楽教育の広がりで、古いピアノも活用されています
・韓国・台湾:ヴィンテージ楽器としての需要がある場合があります
国内では「古すぎる」とされるピアノも、海外販路を持つ業者には「日本の職人が作った楽器」として仕入れる価値がある場合があります。
KUシリーズの買取相場と特徴【1969-1970年製】
KUシリーズは、ピアノが「高嶺の花」だった時代にインテリアピアノとして販売されました。
当時の定価は22万円〜33万円。家庭にとって非常に大きな買い物だった時代です。
当時価格と現在の査定額について
※当時価格はカタログ等の公開情報です。現在の査定額は個体差が大きく、0円〜数万円程度になる場合が多い点にご注意ください。
KU-1D〜KU-3D:インテリアピアノとしての価値
| 機種 | 販売年 | 当時価格 | 現在の状況 |
|---|---|---|---|
| KU-1D | 1969年 | 22万円 | 査定額は個体差が大きい |
| KU-2D | 1969年 | 25.7万円 | 査定額は個体差が大きい |
| KU-3D | 1969年 | 28.5万円 | 査定額は個体差が大きい |
茶系・オフホワイト系の色展開があり、インテリアとしても人気を集めていました。
KU-5・KU-5W・KU-5D:高級モデルの特徴
| 機種 | 特徴 | 当時価格 | 現在の状況 |
|---|---|---|---|
| KU-5 | 高さ130cm、音量豊か | 28.5万円 | 査定額は個体差が大きい |
| KU-5W | ウォールナット、3本ペダル | 32.5万円 | 査定額は個体差が大きい |
| KU-5D | マホガニー、ワインレッド | 33万円 | 査定額は個体差が大きい |
KU-5W・KU-5Dは当時の高級モデルで、使用されている木材や仕上げによって評価が分かれる場合があります。
BLシリーズの買取相場と特徴【1973-1974年製】
BLシリーズは、KUシリーズの後継機種として1973年に登場しました。ピアノ普及期の高級モデルとして位置づけられ、音の美しさとインテリア性を両立させた設計になっています。
※下の表の当時価格もカタログ等の公開情報です。現在の査定額は0円〜数万円程度になる場合が多い点にご注意ください。
BL-11〜BL-51:基本モデルの特徴
| 機種 | 販売年 | 当時価格 | 現在の状況 |
|---|---|---|---|
| BL-11 | 1973年 | 24万円 | 査定額は個体差が大きい |
| BL-31 | 1973-1974年 | 27-37万円 | 査定額は個体差が大きい |
| BL-51 | 1973-1974年 | 31-42万円 | 査定額は個体差が大きい |
BL-61〜BL-71M:上位モデルの特徴
| 機種 | 特徴 | 現在の状況 |
|---|---|---|
| BL-61 | 中級クラス、3本ペダル | 査定額は個体差が大きい |
| BL-71 | 上位モデル | 査定額は個体差が大きい |
| BL-71M | マホガニー艶出し高級仕様 | 査定額は個体差が大きい |
上位モデルのBL-71Mは、マホガニー艶出し仕上げという手間のかかる高級仕様が特徴です。
BLシリーズは海外で今も需要があるとされる機種ですが、実際に値が付くかは個体の状態と業者の販路しだいです。
40年前のピアノ買取で知っておくべき査定ポイント
40年以上前のピアノには、現代のピアノにはない価値判断基準があります。
象牙鍵盤の存在価値
1970年代のピアノの中には、現在では新たに作ることのできない象牙鍵盤を使用したものがあります。
象牙鍵盤の特徴と価値
・白鍵の表面が象牙でできている(プラスチック製ではない)
・触感が滑らかで演奏性に優れる
・現在は入手困難な貴重な素材
・修理用部品として需要がある場合もある
白鍵表面の質感や縦の筋(象牙特有の縞模様)で判別できますが、すべての古いピアノに使われているわけではありません。
木材・塗装と当時の製造技術
40年以上前のピアノには、現在では入手困難な高級木材が使われている場合があります。
木材別の特徴
・マホガニー:希少価値があり、業者によっては高く評価される場合がある
・ウォールナット:木目の美しさが特徴
・チーク:耐久性に優れ、音響特性も良好
・艶出し仕上げ:手間のかかる高級仕上げ
また、当時は時間をかけた木材の乾燥や手作業による調整が行われており、独特の音響特性を持つ個体もあります。
状態とメンテナンス履歴
- 良好な状態:定期的な調律とメンテナンスで音程が安定している
- 普通の状態:多少の音のズレや鍵盤の重さに問題がある
- 要修理状態:音が出ない鍵盤がある、大幅な調律が必要
一般的に、状態が良いほど査定額は高くなります。修理費用が見込みを上回る場合は、買取不可や引き取り費用が発生するケースもあります。
査定に影響するポイント
・定期調律の記録があること
・大きな修理履歴が明確であること
・湿度管理など保管状態が良いこと
・付属品(椅子、楽譜立て等)が揃っていること
売却の手順・流れと適正価格で売るコツ
古いピアノの売却は、次の3ステップで進めると安心です。
STEP1:事前情報の整理と準備
以下の情報を整理しておくと、査定がスムーズに進みます。
準備しておくべき情報
・製造年(ピアノ内部の製造番号で確認可能)
・機種名(鍵盤上部や内部に記載)
・最後に調律をした時期
・大きな修理履歴の有無
・付属品(椅子、楽譜立てなど)の状況
あわせて外装を軽く拭き、すべての鍵盤で音が出るか確認しておきましょう。
STEP2:複数業者への査定依頼
古いピアノは業者による査定額の差が特に大きく、同じピアノでも、ある業者は評価し、別の業者は「古すぎる」と0円査定になることがあります。
- 電話・Web査定:基本情報を伝えて概算価格を確認
- 出張査定の依頼:できれば3社以上に依頼
- 査定理由の確認:なぜその価格になるのか詳しく聞く
- 条件の比較:価格だけでなく引き取り条件も確認
この価格差を見逃さないためにも、複数の専門業者による査定比較が重要です。
査定は無料で、金額を見てから売るかどうか決められます。
STEP3:契約・引き取り当日の注意点
当日確認すべきポイント
・査定額が事前連絡と相違ないか
・運搬経路の安全確保ができているか
・近隣への配慮がなされているか
・引き取り後のキャンセルポリシーの再確認
古いピアノは、搬出時に予想以上に重量があったり部品が不安定だったりする場合があります。経験豊富な業者を選ぶと安心です。
信頼できるピアノ買取業者の選び方
40年以上前のピアノは、すべての買取業者が適切に評価できるわけではありません。
古いピアノに対応している業者の見分け方
信頼できる業者の特徴
・ヴィンテージピアノの買取実績を公開している
・査定理由を詳しく説明してくれる
・出張査定・見積もりが無料
・引き取り後のキャンセルにも対応している
出張査定・引き取り費用の確認ポイント
事前確認が必要な項目
・出張費用は買取額から差し引かれないか
・運搬費用は別途請求されないか
・査定後のキャンセルで費用は発生しないか
・階段作業などで追加料金はないか
・買取不可の場合の引き取り費用について
なお、訪問買取では急な契約を迫るなどの悪質な業者も存在します。買取詐欺への注意点を先に読んでおくと、当日落ち着いて対応できます。
よくある質問|40年以上前のカワイピアノの買取
Q. 50年前のピアノでも本当に売れますか?
機種と状態によります。海外で需要があるとされるKU・BLシリーズは値が付く場合がありますが、多くの個体は0円〜数万円程度です。査定は無料なので、まず現在の価値を確認してみましょう。
Q. KUシリーズとBLシリーズの見分け方は?
機種名は、天屋根(上ぶた)を開けた内部の金属フレームや鍵盤の上部に記載されています。KUは主に1969〜1970年、BLは1973年以降の製造です。製造年は製造番号の調べ方で確認できます。
Q. どの業者にも「0円」と言われたら?
業者によって販路が違うため、1社で0円でも別の業者では値が付くことがあります。複数社で0円なら無料引き取りに切り替えましょう。無料で処分できる3つの方法で紹介しているとおり、買取不可でも処分費用を0円にできる可能性があります。
Q. 処分するといくらかかりますか?
多くの自治体では、ピアノは「処理困難物」として粗大ごみ回収の対象外です。不用品回収業者に依頼するとアップライトピアノで15,000円〜30,000円程度が目安で、2階以上からの搬出やクレーン作業では追加費用がかかる場合もあります。処分費用を払う前に、無料査定と無料引き取りの可能性を確認するのがおすすめです。
このほかの疑問は古いピアノの買取価格Q&Aにまとめています。
まとめ
40年以上前のカワイピアノの買取は「機種×状態×業者の販路(特に海外需要)」で決まります。多くの場合は0円〜数万円程度ですが、査定は無料。買取不可でも無料引き取りになれば、処分費用を0円にできる可能性があります。「古すぎて売れない」とあきらめる前に、まずは無料査定から始めましょう。
思い出の詰まったピアノが新しい場所で再び活用されるよう、まずは現在の価値を確認することから始めてください。
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