ダメもとで買取業者に査定を依頼した古いピアノに、予想以上に高い買取価格を提示されたらうれしいですね。
即決したくなるかもしれませんが、提示された買取価格をさらにアップすることもできるそうです。それは、どんな仕組みなのでしょう。
なぜ一括査定がピアノの査定価格をアップさせることができるのか
もし、あなたが車を買おう!と思い立ったなら、まずどんな行動をとりますか?
いきなりディーラーの元を訪れて、展示してある車の中から「これにする!」と一瞬で決めてしまいますか?
そんな人は多分いませんよね。普通は2,3種類の車種を決めてからディーラーを訪れ、試乗したり、営業マンと値引き&サービスの交渉をしたりしますよね。
「あっちのディーラーならこれだけ値引きしてくれる」と迷いをちらつかせ、さらなる値引きを引き出すための駆け引きなんかもするでしょう。
ピアノも同じです。
売るにしても買うにしても、店を一カ所だけに絞ってしまうのは損です。業者の言い値で取引させられてしまうからです。
複数の業者を競合させることで、査定額をアップさせ、一番高額を付けた業者に買い取ってもらえばよいのです。
どうしてもそのピアノが欲しければ、業者の方がより高い買取額を提示してきます。
これが、「一括査定」が査定額アップにつながる理由の1つです。
業者側にもトクがある、一括査定サイトの仕組み
一見熾烈な競争を強いられ、業者側には何の得もないように見える「一括査定」ですが、業者側にもちゃんとトクな部分があります。
人気の一括査定サイトでは、サイト利用者が計20万を超えるなど、毎日のように誰かがピアノを売る目的でアクセスしてきます。
またネットなので日本全国から依頼が来るわけです。
もしそのサイトに買い取り業者として登録していれば、莫大な広告料を払って宣伝活動をしなくても、お客が勝手に来てくれることになります。
買取業者として登録されるためには、サイト側の審査に通らなければなりません。
これは悪質な買取業者を駆逐する意味でも役立ちますが、サイトの審査を通ったということ自体が、その業者の信用につながります。
「このサイトに登録されているんだったら大丈夫だろう」と顧客に思ってもらえるということは、業者にとって何よりのトクなのです。
そうして勝ち得た信用と、減らした宣伝費は、より高い査定額となって私たちにも返ってきます。
やってみよう、ピアノ一括査定
一括査定サイトが売る側の私たちにも、買う側の業者にもいかに便利でお得であるということがわかりましたか?
では、試しに一括査定サイトを使ってみましょう。
事前に調べるのはピアノメーカーと種別、製造番号、ペダルの数です。
ピアノメーカーはピアノの蓋を開けると、正面に書かれていることが多いです。「YAMAHA」とか「KAWAI」などですね。
種別はアップライトピアノなら天屋根の蓋を開けると、金色のフレームが見えるのですが、その右側か中央に書かれています。例えば「U1 Hxxxxxxx(ヤマハの場合)」こんな感じですね。
グランドピアノは大屋根を開けると、内部にあるフレームが見えます、そのフレームの右上面に番号が書かれています。「C5 Axxxxxxx(ヤマハの場合)」こんな感じです(xはどちらも数字です)。
ペダルは、ピアノの足元にある金属製のもので、2本あるいは3本あります。
ここまで調べたら、あとはサイトへGOです。入力画面に上記の情報を入力し、査定額を算出してみましょう。
パソコン入力の苦手な方は、サイトに掲載されているフリーダイヤルでも大丈夫ですよ。