生ピアノにもイロイロ追加できるのです
美しい音色を奏でるピアノ。特に生ピアノと呼ばれるピアノは、電子ピアノとは違い、演奏者のわずかな打鍵のニュアンスも情感あふれるものにしてくれる素晴らしさがあります。
しかし、近年騒音によるご近所トラブルなどがよく話題になるように、好きな人にとっては癒しの音色でも、嫌いな人にとってはただの騒音です。
電子ピアノはボタン1つで完全に消音が可能で、ヘッドホンをつければ夜中でも演奏OK。
音をとるか隣人との関係をとるか、なかなか難しいところだな?、と思っているあなた、生ピアノでも消音機能が追加できることをご存じですか?
不勉強な私はつい最近まで知りませんでした。いつの間にか、生ピアノの世界もずいぶんと進んでいたのですね。
さらにその他にも、生ピアノに付け加えることができる機能があると知って二度ビックリでした。
今回は、生ピアノの付加機能についてお伝えしたいと思います。もしご自宅のピアノにそんな機能が付いていれば、より高く売れるかも知れないので、要チェックです。
あったら便利!生ピアノに追加できる機能 消音ユニット
ご近所を気にせず、いつでも思い切りピアノの練習ができたら…。そんな希望を叶えてくれるのが「消音ユニット」という装置です。
これは生ピアノの内部に機械を設置し、スイッチをONにすると、光センサーが打鍵の状態を読み取り、ヘッドホンにその音を伝えてくれるため、電子ピアノと同様、完全な消音ができるというものです。
また、装置の種類によっては、自動演奏機能が付いていたり、ピアノ以外の音に変換できたりもします。まさに電子ピアノの良い所を取ったような感じです。
もちろんスイッチをOFFにすれば、今までと全く変わらないピアノの音を楽しめます。すごいですよね。
ヤマハ、カワイなど、大抵のピアノに取り付けることができ、取り付け時間も大体2?3時間程度だそうです。
ただし取り付けは専門の技術者にしてもらう必要があります。
値段は付加機能により差がありますが、技術者の出張費込みで10万円台が平均的です。
他にもあります。便利な機能
他にもあります。生ピアノに付けることのできる優れモノ。
まず1つ目は「グランフィール」
これは、アップライトピアノに付けるものです。アップライトはグランドピアノと違い、横に張るべき弦を縦に張ることで、省スペースを実現したピアノです。
しかし、縦に弦を張っているため、打鍵の際、ハンマーを戻すためにスプリングが使われており、そのせいでグランドピアノより反応が鈍くなり、細かなトリルができないなどのデメリットがありました。
グランフィールはそのようなアップライトピアノの欠点を無くし、音質や動きを限りなくグランドピアノに近づけてくれる装置です。
お値段は20万円から。打鍵機構部分だけの移動になるので、ピアノを動かす必要はありません。
2つ目は「ダンプチェイサー」
これはピアノ専用の除湿器のようなものです。生ピアノは木製ですので、湿気の影響をモロに受けます。
特に日本は夏は蒸し暑く、冬は乾燥して寒いため、どうしても響板が影響を受けてしまい、調律が不安定になりがちです。
この装置を付けると夏は湿気から、冬は乾燥からピアノを守ってくれるので、安定した音色が楽しめ、ピアノ自体の劣化も防いでくれます。
上記のような付加機能がついていると、査定額がアップする可能性があります。一括査定で付加機能のチェック欄があれば、忘れずにチェックしましょう。
また、一括査定で伝えられなかった内容は、その後の業者との連絡・交渉の際に、しっかり伝えるのがポイントです。
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