「家にあるピアノは一般的なツヤがあって黒いピアノとはちょっと違って、凝ったデザインなんだけど、買取時にデザイン性を考慮してもらえないのかなあ。」と思っている方はいませんか?
もしかして、デザインが珍しいということで、マイナス評価になってしまうのでしょうか。不安ですね。
そこで、ここではインテリア性の高いピアノの買取についてお話ししたいと思います。
インテリア性の高いピアノとは、こんなピアノ
何をもってインテリア性が高いというのかは、基準がありません。
はっきりインテリアピアノとして売られているものもありますが、それ以外にも個性や見た目のこだわりが感じられるピアノもありますので、各部のデザインや色など総合的なところでの判断となります。
例えば、現行品であるヤマハのYF101やb113は、ヤマハのホームページでもインテリアピアノとして扱われています。
その他、ざっくりとしたところでは、猫脚デザインや譜面台デザインが凝っているもの、彫刻が施されているものや木目が美しいもの、白いピアノといったものをインテリア性が高いと言っています。
ピアノといえば、黒くてツヤがあり、アップライトであれば直線的デザインが定番ですので、そこから外れたピアノは、インテリア性が高いといえるでしょう。
世界に目を向けると、スタンウェイ&サンズの記念限定モデルや、花柄象嵌が印象的なシンメルピアノなど、定番デザインのピアノしか見たことがない人には驚きのデザインのものもあります。
たくさんのピアノの中で、ひと際目を引くカワイCR?40Aというクリスタルピアノも魅力的ですね。
インテリア性の高いピアノには、ニッチな需要があります
楽器ですから、音や表現力など楽器としての性能はもちろん大事です。しかし、ピアノは他の楽器と違い、そのデザイン性も重要視されることがしばしばあります。
大型楽器であるピアノは、一度設置すると簡単には動かすことができません。
例えば、リビングに設置すると、他の家具と同様、リビングの一部となるのです。ピアノのデザインによってリビングに馴染むことも、リビングの主役となることもできます。
ピアノが裕福な家庭の象徴的存在だったころ、実際弾くのではなく、インテリアとしてピアノを買い求める人もいたそうですよ。
ピアノを買うなら、どこにでもあるような黒いピアノではなく、愛着がわくオリジナリティーが感じられるピアノが欲しいという需要は、多くはありませんが確かにあります。
査定時の必要事項には、インテリア性の高さを記入する欄がない!
しかし、ピアノ買取一括査定の記入事項を見てみると、インテリア性を記入する欄がありません。業者はピアノのプロだから、型番や製造番号を見てどんなデザインのピアノか分かるのでしょうか。
答えは、YesともNoとも言えます。型番などで分かるものと、そうでないものがあるからです。
例えば、あるメーカーでは、インテリアピアノとして一つの型番があります。しかし、ピアノは購入後カスタマイズできることもあり、型番が同じでも見かけが異なるピアノもあります。
一括査定の記入欄にはピアノの特徴を細かく書く欄がありませんので、交渉先とする業者選定のツールと考え、査定結果はあくまで参考と捉えたほうがよいでしょう。
つまり、お気に入りのインテリア性の高いピアノの査定価格が低かったからといって、嘆く必要はないのです。
高い買取価格を提示した数社に絞り、ピアノのインテリア性を伝えたうえで価格交渉をすすめましょう。
木目デザインならば、買取額が5000円以上アップするともいわれていますよ。