今から30年前、ヤマハは最高級フルコンサートグランドピアノFC?シリーズを発表し、音へのこだわりをその後も追及し続けていました。
アップライトではU1,U2,U3シリーズ、UXシリーズなど、スタンダードモデルとして、多くの機種を販売し、人気を博しました。当然中古ピアノの流通も多く、この頃のピアノは売れ筋といっても良いシリーズばかりです。
となると30年もたっていますが、買取価格も期待したくなりますね。気になる買取価格を調べてみました。
今から30年前のヤマハ
今から30年前の1986年(昭和61年)頃、ヤマハピアノはどのような道を歩んでいたのでしょうか?
少し前の1983年、ヤマハはコンサートグランドピアノCF?を発表しました。これは後に世界的なコンクールやピアニストたちに使用されるようになったピアノです。
1987年(昭和62年)には創業100年を機に「日本楽器製造株式会社」から社名を変更し、「ヤマハ株式会社」になりました。
また、多くのピアニストを支援しながら、彼らの意見を取り入れ、品質向上に役立てようと「アーティストサービス室」を日本および世界各地に設立しました。
この頃販売されていたアップライトピアノはUn(1?3,10,30)シリーズ、MCシリーズ、UXシリーズなど数多くあります。
また自動演奏機能付きのMXシリーズ、消音+自動演奏機能付きサイレントアンサンブルピアノであるHQシリーズなどもあります。
30年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 U1?U3シリーズ
ヤマハのU1,U2,U3シリーズは、ヤマハの標準モデルとして、多くの機種が販売されています。初心者や子どもが弾くにはちょうど良いコンパクトな大きさのものが多く、人気のシリーズでした。
当然中古ピアノの流通も多く、売れ筋といっても良いシリーズです。生産年や状態の違いにより、買取価格にはばらつきがあります。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
U1A | 1982年?1987年 | 45万円 | 8?11万円 |
U2A | 1982年?1987年 | 51万円 | 3本ペダル:7万円 |
U3A | 1982年?1987年 | 55万円 | 8.4?11.3万円 |
U10Wn | 1982年?1987年 | 57.4?63万円 | 12万円 |
U30Wn | 1997年?1999年 | 72?79万円 | 11?21万円 |
U10,U30は木目調ピアノで、Wn:ウォールナット艶消し塗装です。木目調シリーズとしては他にBic(バーチ)、Sa(サペリ)などがあります。
20年前のヤマハアップライトピアノの買取価格 UXシリーズ
ヤマハのUXシリーズは、X支柱といって、アップライトの背面の支柱がX状になっているため、耐久性やバランスが優れているとして人気のあるシリーズです。
機種 | 販売 | 販売価格 | 買取価格 |
---|---|---|---|
UX1 | 1982年?1988年 | 60万円 | 8.9?12.6万円 |
UX10A | 1990年?1994年 | 65?69万円 | 11?15万円 |
UX100 | 1994年?1997年 | 75万円 | 14.3?17.4万円 |
UX2 | 1983年?1988年 | 65万円 | 11万円 |
UX3 | 1982年?1988年 | 70万円 | 12.9?16.2万円 |
UX30A | 1990年?1994年 | 72?82万円 | 15?18万円 |
UX300 | 1994年?1997年 | 89万円 | 13.5?20.8万円 |
UX5 | 1982年?1988年 | 85万円 | 14.5?19.4万円 |
UX50Bl | 1988年?1990年 | 77.5?85万円 | 16.2?22.6万円 |
UX50A | 1990年?1994年 | 90?95万円 | 16.2?22.6万円 |
UX500 | 1994年?1997年 | 103万円 | 20.4?31万円 |
30年もたっているピアノとはいえ、確かな技術で作られたピアノが安価で買えるということで需要があります。
状態が良ければ高額買取の期待大!状態がイマイチでも、輸出用や部品取りに需要はあります。
中古ピアノの高い再生技術を持っている買取業者もあります。置きっぱなしのピアノがあるならば、ぜひ、多くの買取業者に査定を依頼できる一括査定サイトを利用してみてくださいね。