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「ピアノは売れるらしいけど、エレクトーンは売れないんだって」——そんな話を聞いて、実家や自宅のエレクトーンをどうするか迷っていませんか。
たしかにエレクトーンは、アコースティックピアノに比べると買取のハードルが高い楽器です。ただ、「エレクトーンだから売れない」とひとくくりにするのは早計です。売れるかどうかは、機種と年式でほぼ決まります。
この記事では、ご自宅のエレクトーンの機種を見分ける方法、系統・年式別の買取傾向、少しでも高く売るコツ、そして値が付かなかった場合に処分費用を0円に近づける方法までをまとめて解説します。
【結論】エレクトーンが売れるかは「機種と年式」でほぼ決まる
先に結論からお伝えします。
結論:売れるエレクトーン・売れないエレクトーン
・ステージア(ELS-01/ELS-02)系には買取事例があります
・EL系(1990年代〜2000年代前半)は、値が付かないことが多いのが実情です
・HS系より前(1980年代以前)の買取は、ほぼ期待できません
・ただし、値が付かない機種でも査定は無料。買取不可でも無料引き取りになれば処分費用が0円になる可能性があります
エレクトーンは電子楽器です。アコースティックピアノのように「古くても材質や作りが良いから値が付く」という評価はされにくく、内蔵している音源や機能の世代が、そのまま査定に直結します。
実際、大手楽器買取店が公開している買取事例を見ても、エレクトーンで取り扱いが多いのは2004年以降のステージアシリーズで、それより前の世代の事例はほとんど見当たりません。
だからこそ、最初の一歩は「うちのエレクトーンがどの機種で、いつごろのものか」を知ることです。次の章で確認していきましょう。
査定は無料で、金額を見てから売るかどうか決められます。
まずは機種の確認:型番の位置と系統の見分け方
型番はどこに書いてある?
エレクトーンの型番は、次の場所に記載されていることがほとんどです。
- 譜面立ての付近(鍵盤の上のパネルまわり)
- 本体の背面にある銘板ラベル(型番・製造番号などの記載)
「ELS-01C」「EL-900」のように、アルファベットと数字の組み合わせが型番です。先頭のアルファベットを見れば、どの世代のシリーズかが分かります。
なお、国内で「エレクトーン」と呼ばれている楽器は、ほぼすべてヤマハ製です。「エレクトーン」はヤマハの登録商標で、カワイ製は「ドリマトーン」など別の名称になります。楽器の分類に迷ったらオルガン・エレクトーン・ピアノの違いも参考にしてください。
型番の先頭で分かる系統早見表
| 型番の先頭 | シリーズ | 発売時期の目安 | 代表的な機種 |
|---|---|---|---|
| ELS | ステージア(STAGEA) | 2004年ごろ〜 | ELS-01、ELS-02 |
| ELB・ELC | ステージアの普及モデル | 2006年ごろ〜 | ELB-01、ELB-02、ELC-02 |
| EL | EL系 | 1991〜2004年ごろ | EL-900、EL-500、EL-90 |
| HS | HS系 | 1987〜1991年ごろ | HS-8、HS-5 |
| FS・FXなど | それ以前の世代 | 1980年代前半以前 | FS-30、FX-20 |
製造時期をより正確に知りたい場合は、背面ラベルの製造番号も手がかりになります。製造番号の調べ方で確認方法を解説しています。
【系統別】エレクトーン買取相場の傾向
系統が分かったら、次は買取の傾向です。公開されている買取事例や中古市場の販売価格をもとにした目安を表にまとめました。
| 系統 | 発売時期の目安 | 買取の傾向 |
|---|---|---|
| ステージア ELS-02系 | 2014年ごろ〜 | 買取事例あり。比較的売りやすい |
| ステージア ELS-01系 | 2004〜2014年ごろ | 買取事例あり。年式と状態しだい |
| ELB・ELC系 | 2006年ごろ〜 | 機種により査定対象になる場合あり |
| EL系 | 1991〜2004年ごろ | 厳しい。値が付かないことが多い |
| HS系以前 | 1991年ごろまで | 買取はほぼ不可。無料引取りや処分を検討 |
査定額の不確実性について
エレクトーンの査定額は、機種・年式・状態・業者の販路によって大きく変わります。上の表は公開されている買取事例や中古市場の販売価格をもとにした傾向の目安であり、金額を保証するものではありません。実際の金額は、必ず無料査定で確認してください。
ステージア(ELS-01/02)は買取が狙える
ステージアは2004年以降のシリーズで、現在もレッスンや演奏会で広く使われており、中古の需要があります。なかでもELS-02系は年式が新しいほど売りやすい傾向です。
同じステージアでも、グレード(スタンダード・カスタム・プロフェッショナル)や使用状態によって評価は変わります。付属品がそろっていれば、さらに有利になりやすいです。
EL系は厳しいが、ゼロ回答とは限らない
EL-900やEL-500などのEL系は発売から20年以上が経過しており、買取店に断られることが多い世代です。ただし、業者によって販路や基準が異なるため、1社に断られても、別の業者では引き取ってもらえることがあります。
査定は無料です。「どうせ売れない」と処分費用を払ってしまう前に、値段が付くかどうかだけでも確認してみる価値はあります。
エレクトーンを少しでも高く売る3つのコツ
コツ1:付属品をそろえる
まずは、購入時に付いてきたものを集めておきましょう。
- 専用イス(高さ調節できるタイプならなお良い)
- 取扱説明書
- 電源コードや譜面立てなど、外せるパーツ類
- USBメモリなどの記録メディア(個人データは消去しておく)
購入時の状態に近いほど、査定では好印象につながります。
コツ2:動作確認をしてから査定に出す
上鍵盤・下鍵盤・足鍵盤のすべてで音が出るか、ボタンやペダルが反応するかを一度確認しておきましょう。
不具合が見つかった場合は、隠さず正直に伝えることが大切です。査定当日に発覚すると、減額やキャンセルのトラブルになりやすいためです。
コツ3:手放すと決めたら早めに動く
電子楽器の評価は、時間の経過とともに下がっていく一方です。「弾かなくなってから何年も放置」が、実はいちばんもったいないパターンです。
手放すと決めたら、1年でも早く査定に出すほうが有利です。
売る前の準備のコツ
売れないエレクトーンの処分方法
複数の業者に査定を出しても値が付かなかった場合は、処分を検討します。主な選択肢は次の3つです。
- 買取業者の無料引取り:買取価格が0円でも、無料で運び出してもらえれば実質負担なしで手放せます
- 自治体の粗大ごみ:受付があれば数百円〜2,000円程度(自治体により異なるため要確認)
- 不用品回収業者:費用はかかりますが、日程の融通が利き、運び出しも任せられます
粗大ごみに出す前の注意
エレクトーンは機種により重さが40〜80kg前後あり、粗大ごみとして受け付けていない自治体もあります。受付がある場合でも、指定場所までの運び出しは自分で行うのが原則です。大人2〜3人でも動かすのは大変なため、出す前に自治体の窓口やホームページで必ず確認してください。
処分費用の考え方や方法別の比較は、エレクトーンの処分費用で詳しくまとめています。電子ピアノもあわせて手放したい場合は電子ピアノの処分方法7選も参考にしてください。
エレクトーン買取のよくある質問
Q1. 30年前のエレクトーンでも売れますか?
30年前というと1990年代半ばで、ちょうどEL系にあたります。正直なところ買取は厳しい世代で、値が付かないことが多いのが実情です。
ただし査定は無料なので、まず確認してから処分を考えても遅くありません。買取不可でも、無料引取りの対象になれば処分費用0円で手放せる可能性があります。
Q2. D-DECK(DDK-7)も買取対象になりますか?
D-DECKは、ステージアと同じ世代の音源を持つ、分解して運べるタイプのエレクトーンです。査定対象になる場合があります。
据置型より搬出しやすい点も扱いやすいポイントなので、型番「DDK-7」を伝えて査定を依頼してみてください。
Q3. 音は出るけれど、一部のボタンが効かない場合は?
不具合の内容と機種によって、減額のうえで買取になることも、買取不可になることもあります。
ポイントは、査定を申し込む時点で不具合を正確に伝えることです。伝えたうえで提示された金額なら、当日の減額トラブルを避けられます。
Q4. カワイの「ドリマトーン」も同じように売れますか?
ドリマトーンはカワイ製の電子オルガンで、ヤマハのエレクトーンとは別ブランドです。買取店によって取り扱いの有無が分かれるため、メーカー名と型番を伝えて事前に確認しておくと確実です。
まとめ:まずは型番の確認から
エレクトーンが売れるかどうかは「機種と年式」でほぼ決まります。ステージア(ELS-01/02)系なら買取事例があり、EL系以前は厳しいのが実情です。それでも、査定は無料。値が付かなくても、無料引き取りになれば処分費用を0円にできる可能性があります。まずは譜面立て付近か背面ラベルで型番を確認し、無料査定から始めてみましょう。
家族の演奏を支えてくれたエレクトーンです。最後は納得のいく形で送り出してあげてくださいね。
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査定は無料で、金額を見てから売るかどうか決められます。