近頃はピアノも立派なリサイクル品。お金を払って処分しなくても、ピアノ買取業者が買取ってくれるかも。ということで一括査定で複数業者に査定してもらったら、出された査定額に差が!
ぱっと見一番高い査定額の業者を選びがちですが、ちょっと待って!そこには運送料は含まれていますか?
査定価格に運送料が含まれているかどうか、確認しましょう。
日本の中古ピアノはアジア圏で大人気
日本には、休眠ピアノと言って、ピアノとしての役割を果たしていない(誰にも弾かれることがない)ピアノが、約700万台もあるそうです。
近年、経済成長著しい海外、特にアジア圏では、この日本の休眠ピアノ(多くはヤマハ・カワイのピアノ)が中古ピアノとしてとても人気があるそうです。
それに伴い、ピアノ買取を行う業者も増え、スマホやPCをちょっと検索すれば、「ピアノ高値で買取ります」の宣伝文句が画面中にあふれるほど出てきます。
もしもピアノを売りたければ、これら買取業者の中から適当な業者を選び、ピアノを買取ってもらえばいいのですが、果たしてどの買取業者がいいのか、業者のサイトを見ただけでは分かりません。
そんな時はぜひピアノ「一括査定」を利用しましょう。
あなたのピアノを無料で、複数の業者が査定してくれます。その中から、あなたの条件に最も合う業者を見つければよいのです。
見た目の査定額にだまされないように
さて、複数の業者から出された査定結果には差があるのが普通です。
その理由は、業者によって査定の基準や販路が違うため、「あなたのピアノを欲しい度」が変わってくるからです。
多い時には数万円もの差があり、ぱっと見で判断すると最も高値を付けた業者が一番自分のピアノを評価してくれていると思い、契約したくなりますよね。
しかし、ちょっと待ってください。その査定額は本当に一番高い査定額なのでしょうか?
きちんと確認しておかないと、後で後悔することになります。
トラブル防止のために、査定額の詳細を確認しましょう。
通常、査定額は「ピアノ本体の査定額」?「ピアノ搬出・運送料」で計算されます。搬出・運送料を差し引いた上で、あなたに渡すお金を査定額としています。
しかし、中には査定額=「ピアノ本体の査定額」という業者もいます。その場合、搬出・運送料を別途支払う必要があるのです。
ピアノの運送料が明記されているかを確認しよう
ここで考えなければならないのは、ピアノの運送にどれだけ費用がかかるかです。
費用が高額だと、せっかく高い査定額をもらっても、運送料に相殺されてしまい、結局手元には少ししか残らなかった、なんてことになりかねません。
別途運送料を請求する業者の見積書に、運送料がきちんと明記されていれば、査定額から引き算すればよいだけなので問題はありません。
逆にその辺りが曖昧なら、必ず事前に確認しましょう。運送料がクリアになって初めて、同じ条件で査定額の比較が行えるのです。
ちなみに、運送料も業者によって違います。ご自宅と搬送先の距離が遠ければ、当然運送料は高くなります。
また、搬出においてクレーンや階段を使用する場合、追加料金が発生する業者とそうでない業者があります。
最後まで気持ちよくピアノを売るために、買取までに不明な点をなくしておくのが賢明です。