生ピアノと言われるピアノは、電源を必要としない木製の楽器です。
消音、自動演奏はもともとできないのですが、いつでもピアノを弾きたいという要望に応えるため、後付けでこのような装置を追加することができるようになりました。
さて、そんな装置の付いたピアノを売る場合、査定額が変わったりすることがあるのでしょうか?調べてみました。
今は生ピアノにも消音・自動演奏機能を付けることができます
ピアノは大きく分けて、「生ピアノ(アコースティックピアノ)」と「電子ピアノ」に分かれます。
生ピアノは昔からある、電源を必要としないピアノ、電子ピアノは電源がなければ音を発することのできないピアノです。
ピアノの専門家によると、「生ピアノと電子ピアノは全く別の楽器と思った方が良く、音質や表現力では、圧倒的に生ピアノの方が勝っている」とのことです。
しかし、近年の売れ行きを見てみると電子ピアノの方が圧倒的に勝っています。
これは、電子ピアノの価格が安いのと、消音・自動演奏機能があるという点が消費者の心をつかんでいるためと考えられます。
そこで、生ピアノにもこれらの機能を!ということで開発されたのが、消音ユニット、自動演奏装置です。
ヤマハの「ディスクラビア(Disklavier)」のように、発売時から装置が付いているもの、生ピアノに後から付けるものなどがあります。
これらの装置により、望めば電子ピアノと同様に、音を消したり、様々な曲を自動演奏で聞けるようになりました。
消音・自動演奏機能を付けるとピアノはどう変わる?
生ピアノは、鍵盤と連動したハンマーが弦をたたくことで音を出しているのですが、消音ユニットを付けると、ハンマーが弦をたたく代わりにセンサーが反応し、あらかじめ録音された音をヘッドホン経由で聞くことができるようになります。
録音されている音源はピアノ音だけでなく、他の楽器の音源もあり、スイッチで音を変えることもできます。また録音、再生も可能です。
録音されたピアノの音源はちょっと…という方には、「弱音装置」と言って、ピアノの音を人の話し声程度に小さくできる装置もあります。
自動演奏装置を付けると、装置にあらかじめ登録されている曲だけではなく、インターネット経由でダウンロードした曲なども演奏することができ、その曲数は何千曲にもなります。
ちなみにお値段ですが、消音ユニットがアップライトで5.5万?28万(KORG社)、弱音装置で8万?60万(NighTONE社)、自動演奏装置で110万?132万(PianoDisk社)です。(2016年9月)
消音・自動演奏機能を付けたピアノの査定額は上がるの?下がるの?
もし消音機能や自動演奏機能の付いたピアノを買取査定してもらった場合、これらの装置によって査定額に変動はあるのでしょうか?
答えはYesです。良くも悪くも査定の対象になります。
良い場合は、ヤマハのディスクラビアのような自動演奏装置付きのピアノの場合、もともとの値段が普通のピアノよりも高額なので、査定額も高額になること。
悪い場合は、自動演奏装置が故障していたり、古いものだったりした場合、業者側はピアノ+装置の修理・交換費を負担しなければならないため、逆に査定額が下がることです。
消音ユニットも同様に、新しいもの故障していないものであれば、査定額に装置の評価が上乗せされることもありますが、古いもの、故障している場合は査定額に考慮されない、あるいは下がってしまうでしょう。
消音機能や自動演奏機能がついているピアノの場合、電化製品と同じで、型落ちが早いので、売るなら一刻も早く!新しいうちに売るが正解です。
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